滅菌とは-

滅菌とは、増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅または除去する状態を実現するための作用・操作のことをいう。微生物を完全に殺滅・除去された状態を「無菌(状態)」というが、現実的には完全な無菌状態を保証することは困難であるため、通常、「滅菌」とは微生物が生育できる可能性を限りなくゼロに近づける行為をさして使用される。医療現場では消毒のために増殖能力を喪失させる不活性が主目的であるのに対し、分子生物学や生物工学などではDNAやRNAなどの分子構造までも破壊しつくすことが求められる。

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