メッキの種類

メッキは、金属製品の表面処理方法のひとつとして開発されました。鍍金(ときん)とも呼ばれ、狭義には、液中で行う方法のみを指します。金属の表面に目的に応じて他の金属を被膜し、地金属を腐食から守ると同時に、装飾し商品の価値を高めたり、光沢を与えることにより摩擦などの抵抗から地金属を守ります。メッキは2種類以上の金属の接触であるため、各金属の性質の他に、両方の金属から生まれる性質を考えて行われます。そのためメッキの方法には様々な種類がありますが、大きくは「湿式メッキ」と「乾式メッキ」の2つに分けることができます。「湿式メッキ」は液体中に物を入れてメッキを行い、メッキ液内の金属成分が、物の表面に金属膜を作る方法です。「乾式メッキ」は真空の状態で金属を作る方法で、温度を上昇させて気化した金属で膜を作る方法です。

 

図1