ステンレス製の配管で蒸気を送るようなラインにてたびたび見られる現象で、赤褐色の着色している状態です。流体が漏れて着色した跡が、涙の跡に見えることからルージュと呼ばれます。ルージュはステンレスの内部に入っている鉄が酸化することによって生じると言われています。ルージュといっても様々な種類があり、オレンジ系の色から灰色系、褐色系や黒色等あります。腐食した配管表面の部分や溶接部、非常に高温に触れやすい部分など熱履歴の受けやすい部分によく発生します。